ルーレットの回収モードはある意味稀な好機
ルーレットをしていて、自分で決めたやり方がうまくいかないときや、コツコツうまく利益が取れていたのに突然許容リスク以上の事象が起こって資金全損に陥ると、回収モードに入ってるんじゃないか、とか、プログラムでベットパターンが監視されているんじゃないか、とか、だんだん悪い方へ悪い方へ思考が偏っていくことがあったりなかったりするんじゃないでしょうか。
今回はそれに関して私が考えることを書いていこうかと。
実際に私自身、以前はそんなことがありました。
というのも、前述と被るようなことですが、うまくいかないときになにかしらの操作がルーレットで働いているように思うわけです。
ソフト版ルーレットなら、ソフトがプレイヤーを負かしに来ている、みたいな。
では実際にそんなことがあるのか。
出目を記録してよくよく観察してみると、許容リスクを超える、いわば負けパターンに偶然にも遭遇してしまっていただけだ、ということが分かります。
例えば2倍配当の赤黒を基に考えてみます。
ルーレットの赤黒で攻略法を検証 - 負けないためのルーレット攻略理論
上記リンクの記事で、1,000スピン分の出目データを基にして黒が何回目に出たかの実例を挙げています。
このデータでは黒が出るまでのスピン数の最大は13です。
かつ11スピン以上で黒が出た事象は1,000スピン分のデータ中その1回だけ。
そして10スピン以下で出た事象がトータル506回。
金額に換算してみると、0.1ドルスタートであれば、
10スピン以下で出た事象(勝ちパターン):506回 × 0.1ドル = 50.6ドルの利益
11スピン以上で出た事象(負けパターン):1回 × -102.4ドル = 102.4ドルの損失
利益:50.6ドル - 損失:102.4ドル = -51.8ドル = 資金0ドル
ということで資金は全損です。
金額換算のくだりは完全に余談ですが、このようにいわゆる負けパターンはそう頻繁に起こるようなものではありません。
しかし時には短いスパンで負けパターンが発生する場合もあります。
赤黒の黒が、15-2-3-12...みたいな感じで。
それもまた一種の負けパターンであり、複数の負けパターン(つまり11スピン以上で出る事象が1つと、ベッティングシステムを分割する要領でいえば、11スピン以上で出る事象の後、6~10スピンで出る事象ではなく再び11スピン以上で出る事象が起こったのが1つ)が偶然にも重なったと考えることができます。
とすると、回収モードと思うような事象も1つの負けパターンとして認識すれば、ベッティングシステムや資金管理法などで対策を立てることができ、逆に極稀な好機として活用することもできると思います。