モンテカルロ法のリスクを抑える方法
本日はモンテカルロ法について、少しばかり気になったことを書こうと思います。
当ブログを読んでいる方からすれば、モンテカルロ法なんてご存知の方々ばかりだと勝手に思っていますが、とりあえず簡単に概要を。
一般的というか、ルーレットの攻略(と言いつつありきたりでリスク高め、お遊び程度のベッティングシステムばかり載せている)サイト的に説明すると…
1)ベットを行う前に、メモに好きな数字を並べて数列を書きます。
1、2、3
2)その数列の左端と右端の数字を足した値をベットします。
1、2、3
1+3=4
ということで、ベットする額は4ロットです。
3)ベットしたエリアが当たった場合とはずれた場合とで、それぞれの処理を行います。
A)当たった場合
数列の左端から2つ、右端から2つの数字、合わせて4つの数字を消します。
1、2、3
この場合、数字は4つ未満なのですべて消して、改めて新たに数字を並べます。
B)はずれた場合
今ベットした分(4ロット)を右端へ付け加えます。
1、2、3、4
4)すべての数字がなくなるか、残り1つになるまでこの作業を繰り返します。
以上がモンテカルロ法の一般的な運用方法です。
メリット、デメリットは以下の通りです。
〇メリット
・マーチンゲール法やココモ法のようにベット額が急激に上昇しない
・負けが重なれば重なるほどすべての数字を消した時点での利益が大きくなる
〇デメリット
・はずれが重なれば、何度も当たりを出さなければいけない
・メモが必要
加えて、当たった時に並べた数字の両端2つを消す、というのはダズンやコラムといった3倍配当のエリアでの場合で、赤黒など2倍配当のエリアでは両端1つずつ消すことになるため注意です。
さて、ざっくりとモンテカルロ法の概要を書きましたが、計画を立てて使わないとあっという間にベット額が増えて結局負けます。
マーチンゲール法やココモ法と性質は違っても根本は変わりません。
モンテカルロ法のメリットとして、ベット額の上昇が緩やか、などと書かれていることがありますが、当たるまでに積み重なったハズレの数によってベット額はどんどん上昇していきます。
なおかつモンテカルロ法の怖いところは、左端の数字が大きければ大きくなるほど、はずれた場合のベット額は大きく上昇していくところです。
例えば、ダズンエリアでモンテカルロ法を使っていくとします。
ベット条件はセルフハイエナ法に基づいて5スピン連続で出ないエリアに対して6スピン目からモンテカルロ法で当たるまでベットし続ける、という方法で検証してみましょう。
最初に並べる数字は『1、2、3』、すべての数字が消えるまで続けます。
もしも残った数字が1つの場合、次にベットする金額は残った数字と同額からとします。
残りの数字が1なら、次のベット額は1、その次は2…という感じです。
下の表は、私が実際にプレーして記録したものを使用しています。
6スピン目からベットし続けると以下のようになりました。
モンテカルロ法の怖いところは、後半の当たり回転数の13と15の10スピン以上での当たりが立て続けた後ですね。
今回は運よく早い段階で当たりが出続けたため、はずれた場合のベット額の上昇値は最大でも11となっています。
ちなみに13、15、6、7、7の後ですが、26スピンで当たりとなりました。
もう目も当てられないので割愛させていただきました。
さてさて、前置きが長くなってしまい申し訳ありません。
はい、ここまで前置きです。
モンテカルロ法のリスクとはどういったものかを説明していました。
そして本題が、モンテカルロ法のリスクは減らせないものか?ということです。
リスクというのは、数列の左端の数字、つまりはずれた場合のベット額の上昇値(増加量)のことです。
モンテカルロ法を扱い始めて、このリスクが特に気になっていました。
最初に思いついたのが、並んだ数字を割ってしまうことです。
例えば、私が実際に試したものでいえば、
12、14、16、20、28、36、44、52、60
というようになってしまったケースです。
はずれた場合の上昇値が12ロットと、割と大きい数値です。
そこで私はこのように分割しました。
3、4、5、6、9、12、14、17、20
3、5、5、7、9、12、15、17、20
3、5、6、7、10、12、15、18、20
すると上昇値は3ロットに減りましたね。
あとはこの3つの数列を消化すればいい、ということです。
メリットは、ベット額の最大値と上昇値を抑えることができていること。
では、デメリットはなんでしょうか?
そう、ゲーム時間の長期化です。
加えて、必ずしもこの3つの数列を順調に消化できる保証もないため、あくまでその場しのぎな方法ということです。
ルーレットはあまり長々とダラダラとやらないことが重要ですから。
次に思い浮かんだのが、当たった場合に右側の数字だけを削っていく方法です。
例えば以下のように数字が並んだとします。
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10
そして11ロットをベットして当たった場合、まず通常のやり方であれば、左端の数字2つ(1、2)と右端の数字2つ(9、10)を消します。
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11
↓ ↓ ↓
3、4、5、6、7、8
しかしここで、右端から11の2倍の分、つまり合計22になるように右端から数字を削っていきます。
すると10、9は消えますが、残りの3(11×2-10-9=3)の分はどうするかというと、2つのやり方があります。
まず8から3を引いて5にして7と足します。
1、2、3、4、5、6、7、5
↓ ↓ ↓
1、2、3、4、5、6、12
次にベットし始めるときは左端の1を足した13からということになります。
あるいは数列の中の3を削る方法です。
1、2、3、4、5、6、7、8
↓ ↓ ↓
1、2、4、5、6、7、8
次にベットし始める時は左端の1を足した9からです。
この2つの方法の共通点であるメリットは、はずれた場合の上昇値が1ロットであること。
従来の両端の数字2つを消す方法よりも、ハズレが重なって数列が長くなった場合のリスクを抑えることができます。
そしてデメリットはすべての数字を消した時点での利益が最低限のものになることです。
従来の方法のメリットはハズレが増えるほど、すべての数字を消した時点での利益が大きくなるものに対して、リスクを抑えると同時に利益もまた抑えられることになります。
そのため、ゲームごとにリスクを抑えつつも一定の利益を得られればいい、と考えている方にはオススメです。
モンテカルロ法のリスク軽減の方法ということで、今回記事にしてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。